いびきには自覚症状はありませんが、家族や友達などの安眠の邪魔になったり、睡眠時無呼吸症候群、慢性疲労、心臓病、脳梗塞、突然死など重大な病気を引き起こしたりする可能性もあるので、たかが「いびき」と甘くみたら大変な事になるかもしれません。
その「いびき」を解消するのに「レーザー治療」という方法があります。これは口蓋垂(こうがいすい:のどちんこのこと)の部分の周りにレーザーをあて、気道を広げるようにします。これにより喉の粘膜の震えが解消され、いびきが軽減されるのです。レーザーというと少し怖いように感じるかもしれませんが、手術は局所麻酔をスプレーでしますので、ほとんど痛みは感じられないと思うので心配はないでしょう。
手術時間も5~15分程度と短く、安心して受けていただく事ができます。術後の通院は、絶対に必要という事ではありません。術後の経過が良好であれば、炎症が消える1週間後、1ヵ月後(手術の反応が消える頃)、3ヵ月後(喉の形状が決まる頃)などのキリの良いタイミングの時に通院すればいいと思います。
また痛みについてですが、術後の数日間は扁桃炎のような痛みが出ることもありますが、違和感がある場合は1週間程度でなくなると思います。また食べ物を食べると飲み込みづらいなどの違和感があるケースがあります。治療後の食事制限ですが、アルコールやタバコは控え、固いもの、熱いもの、辛いものなどの刺激物なども摂らないようにした方がいいでしょう。また処方されたうがい薬を日に5~6回ほど使ってうがいするようにして下さい。
また、いびきは気道の中の粘膜の震えが原因で発生するので、レーザー治療でこの震えを抑えることができるというわけです。最近のレーザー治療は痛みや出血が抑えられており、日帰りでできるので、昔よりは手軽に行えるようになりました。
【治療の流れ】
○診察・検査
病院では口や鼻の状態がどのようになっているか内視鏡で確認をして、いびきの原因を探ります。もし無呼吸症候群の可能性がある場合、別の検査を行うようにします。
○レーザー(治療)
いびきや無呼吸症候群をレーザー照射で気道を拡張する事によって改善していきます。レーザー治療は、痛みや出血が少ないので入院の必要がなく、日帰りで治療ができます。問題視されているいびきの音ですが、これには個人差があるために、治療をしても音が改善されない人もいますが、およそ9割の人が改善されるとされています。しかしこの時、肥満の方は音が改善しない場合もあります。
○術後
治療後は落ち着くまで1~2週間程度かかりますので、激しい運動や刺激物の摂取などは控えて頂いた方がいいと思います。傷跡が落ち着いた頃の1~2週間後に病院に行き、専門医にチェックしてもらいます。
いびきを解消するためには日頃から鼻呼吸を意識するようにしましょう。あなたはふと気付いた時に口呼吸をしていませんか?そのようなときには意識的に鼻呼吸をするように心がけしましょう。家の中のいろいろな所や、机、パソコンなどに「鼻呼吸」という紙を貼り付けておき、意識的に鼻呼吸をすることによって鼻呼吸へ戻すことも可能なのです。いずれにしても口呼吸が習慣となっているような場合には、簡単に治せるものではありません。
また、鼻呼吸へ戻したからといって、絶対に「いびき」が改善したり解消するわけではありません。しかし口呼吸は、さまざまな病気や症状へ繋がる原因にもなってしまいますので、積極的に鼻呼吸へ戻すように心がけておいたほうがよいでしょう。その他にも生活習慣の改善が大切になってきます。慢性的に「いびき」をかいている場合や、何が原因でいびきをかいているのかが分からないときもありますよね。そのような場合には、まずは「生活習慣の改善」を行っていきいびきが改善、もしくは解消されないか、経過を見守っていきましょう。
生活習慣の改善でいびきを改善、または解消するためには、まずは肥満解消(ダイエット)そして過度なアルコール(飲酒)を控えるようにする、薬(睡眠薬・精神安定剤)の乱用を禁止する、不規則な生活習慣を改めるようにする、禁煙するというような点があげられます。喫煙をすると上気道(咽頭(のど)など)の炎症を起こすことがありますので、その結果として上気道が狭くなってしまい、イビキに繋がりやすくなっていまします。これらの生活習慣の改善を行ってもいびきが改善、もしくは解消されない場合は、早めに耳鼻咽喉科などの専門医にかかり診てもらいましょう。
いびきを解消するためには口呼吸を治すということも大切になっています。口呼吸を鼻呼吸へと戻すということなのです。口呼吸は、いびきの大きな原因の一つとなりますので、口呼吸が原因となり、いびきをかいている場合には、口呼吸を治してあげて鼻呼吸へ戻すことが大切となります。けれども口呼吸の人の中には、鼻の疾患があるために口呼吸をしてしまっているかたも少なくありません。そのため当然ですが耳鼻咽喉科などで診察を受けてから、まずは鼻の疾患を治すことからはじめたほうが良いと思います。
口呼吸を治す方法は、マウスピースをつかってみると良いかもしれません。ここでいう「マウスピース」とは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療として行われているマウスピース(歯科器具装置)ではなくて、既製品のことです。このマウスピースを使ってみることによって鼻呼吸を促すことが期待できます。また、口呼吸は、赤ちゃんの頃に早めに“おしゃぶり”を取り上げたことが大きな原因だともいわれています。
そのため、子供だけでなく大人であってもおしゃぶりをすれば鼻呼吸に戻すことが期待できるといわれています。1日に数時間だけでも、おしゃぶりをしてみてもよいかもしれません。これは大人になってからなのでとても恥ずかしいかもしれませんが、それなりの効果は期待できると思います。ほかにも口を閉じるためのテープがあります。口呼吸はその名の通り、口で呼吸するため口を閉じて鼻呼吸する習慣を付けることが大切となります。睡眠中には口にテープを張って、鼻呼吸を促そうとすることも効果的のようです。
いびきを解消するためには寝方も大事だとおもいます。仰向け(上向)で寝ることは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の大きな原因となってしまいますので「横向きで寝る」ことを心がけるだけでもいびきを防止してくれて、いびきの改善や解消することが期待できる場合もあります。横向きで寝るようにしていびきを解消するためには、まずは枕を低くしてみましょう。高い枕で横向きに寝るということはとても難しいため自然と仰向けで寝てしまいます。そのためいびきに繋がってしまっていることがあります。
つぎに抱き枕を利用してみるのもよいと思います。抱き枕は足を絡められる物が良いのですが、抱き枕をつかって寝ると自然と横向きで寝やすくなります。また枕の片方を高くするといった方法もあります。枕の片方に本などを置いて高くしておくと自然と仰向けで寝るのが難しくなってきますので横向きで寝ることができやすくなります。ほかにも帽子を被って寝るといった方法もあります。ニット帽などの後頭部に、物を詰めると仰向けで寝るのは難しくなりますので、自然と横向きで寝るようになりますよ。他にも背中に物を詰めるといった方法もあります。寝巻きなどの背中部分に物を詰めたり、物を縫い合わせておけば仰向けで寝ることが難しくなりますので、横向きで寝ることができるようになるそうです。
これらの方法のように、横向きで寝る方法にはいくつかあるとおもいますが、これらが原因となり眠れなくなったり、十分な睡眠が得られない場合には逆効果になることもあります。そうなってしまうと本末転倒になってしまいますので、あくまでも自然と行うことができる方法のみを行うようにしましょう。横向きで寝ていてもイビキが改善や解消されない場合には、早めに耳鼻咽喉科などの専門医で診察を受けるようにしたほうがよいでしょう。